第28回サロンド・アルメリア ちょうふの民話とむかし遊び
- 日時
- 9月 18日 (金) 15:00~
- 開催場所
- アルメリア1階ロビー
- ゲスト
-
調布読み語りの会の皆様
-
なんだか聞き覚えがあるなあと思った方!
正解でございます!
調布読み語りの会の皆様は6月に続いて2回目のご出演です。
以前の読み語りの際、アルメリアご入居者様にとても喜んでいただけたのはもちろん、
実は調布読み語りの会の皆様も、とても楽しく読み語りができたとのことです。
演者と観客が一体になって楽しめる会!
なんて嬉しいのでしょう。イベント企画冥利に尽きます。
そしてそして!そんな話の流れから、
今回はなんと調布読み語りの会の皆様から企画を提案していただきました!
毎月のサロンドアルメリアに頭を悩ますスタッフMは涙を流して喜んでいたとか…
今回の演目は、前回とは少し趣向を変え、
調布のまちにまつわる民話をご紹介下さります。
私たちが住むまち調布には、どんなエピソードがあるのでしょうか?
とても興味津々ですね。どうぞ9月18日をお楽しみに!
今月は調布読み語りの会の皆様による
「ちょうふの民話とむかし遊び」です。
調布読み語りの会の皆様は6月に続いて
2回目のご出演です。
今回は
・調布の民話(広福長者、千年の藤、5本松のつる)、
・大きな絵本(半日村)、
・遊び歌
を披露していただきました。
調布の民話を後藤チヨミさんが披露してくださいました。後藤チヨミさんの作務衣姿が素敵でした。
「まんが、日本昔ばなし」を思い出させるような優しい声で読んで頂いたのは3つのお話。
その中の「広福長者」は
多摩川の近くに住む広福長者という人が、天から降ってきた木綿の実の活用に困りはて、天神社にこもって祈りを捧げると神のお告げにより、木綿の布を織ることを告げられる。試作してみるも綺麗な布が作れないので多摩川にさらすと一夜で美しい布になった。その布を朝廷に納めたところ、大変質の良い布が好評となり、朝貢の布→調布という地名になった
という「調布」という地名の由来になる万葉集に残る、狛江の多摩川のお話です。話が終わった後には
入居者様から「へえ~」「ふうーん」と納得したような声が漏れていました。
次に高野美也子さんが披露してくださったのは
大きな絵本で半日村というお話です。
高野さんはサロンドアルメリアは初の参加です。
静かながらも抑揚があって聞きやすく、美しい版画の大きな絵本にも引き込まれてしまいました。
半日村に日が差したときは、皆さんの表情も和やかに明るくなっていらっしゃいました。
次の遊び歌は渡辺潤子さん、笹森千鶴さん。
笹森さんはプロの声優で、やさしい声の説明と語りかけでした。
入居者様にお手玉を渡すと、皆さんの顔が一斉に明るくなったのが印象的でした。
「なつかしい」「わたし下手なのよね」「作ったわよね」とおしゃべりが始まりました。
皆さんに配られたお手玉には後藤さんの手づくりのお手玉。
中身は、数珠の実、小豆、ビーズと3種類。
なかでも小豆のお手玉はしゃかしゃかと良い音がします。
小豆は茹でた小豆を日に干して乾燥させるそうで、
実は手のかかるお手玉だということは初めて知りました。
みんなで歌に合わせてお手玉をポーンと投げてみたり、
交換してみたり、表情は子供の様に楽しげでした。
利用者さんとゲスト様とで、懐かしい思い出話にも花が咲き、
昔は三個投げれたの!など。とても盛り上がったお手玉遊びでした。